第25回読書会のご案内

フロイトは本論文において、素人、すなわち非医師による精神分析の実践に関わる問題を取り上げている。その契機となったのは、同僚であったテオドール・ライク博士が無資格で診療を行ったとして、裁判所に告訴された事件であった。
本論文は一般大衆に向けて執筆されているが、フロイトは「精神分析とは何か」「精神分析を担うにふさわしい人物とはどのような人か」「どのような訓練が必要か」といった問いを改めて論じている。今日、この問題提起を日本における分析的音楽療法の文脈に置き換えて読み直すことは、今後の学会の発展にとって有意義であろう。

フロイト著『素人分析の問題』第5章

ファシリテーター:紀野先生

日時:2025年11月24(月)20:00-21:00
場所:オンライン(Zoom)
参加資格:当学会会員(会員種別は問いません)
参加費:無料
申込:こちらのフォームよりお申し込みください。
https://ja-dpmt.com/contact/
お申し込みいただいた方にのみ、資料をお送りいたします。